頭痛で頭を押さえるお子さま

こどもの頭痛

お子さまの頭痛や朝起きの不調などの症状に対応します

こどもの頭痛

頭痛という症状は比較的ポピュラーな症状でありながらも、なかなか周囲につらさを理解してもらえないことも多い症状です。特にこどもの頭痛では、周囲の理解が乏しかったり、ご家族も「頭が痛い」と言われてもどうすればいいか分からず、経過観察としてしまい、せっかく症状を伝えても対応されなかったり、我慢せざるを得ないことも多いかもしれません。近年、小児頭痛患者数は増加傾向にあり、片頭痛や緊張型頭痛などの慢性頭痛が増えています。これらの頭痛は一次性頭痛といい、もし病院受診して画像検査(CTやMRIなど)を行ったとしても、異常が見られず、そこで診療が終わってしまい、その後の対応が手薄となり、結局症状が持続して困るという例が少なからず見られます。

当外来では主に一次性頭痛・慢性頭痛を中心に診療します。二次性頭痛(基礎疾患に由来する頭痛)が考えられるケースでは、必要に応じて他の医療機関や診療科を紹介の上、画像検査や基礎疾患に即した治療を行なっていただけるよう対応します。

こどもの頭痛も、適切な治療で改善することが期待できます。頭痛でお悩みのお子さまがいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

頭痛でつらそうな学生

起立性調節障害について

  • 起立性調節障害とは、自律神経の異常によって血圧や心拍数の調節が上手くはたらかず、立ちくらみやめまい、動悸、失神などを引き起こす病態です。
  • 立ち上がったり、長時間立った状態を続けたりすると、人体は重力に逆らって脳に十分な血流を送ろうとするため血圧や心拍数が上昇します。これは人体に生まれつき備わっている仕組みで、交感神経・副交感神経からなる自律神経によって司られています。しかしこの仕組みが上手くいかなくなると、立ち上がったり長時間立っているときなどに脳への血流が低下して立ちくらみなどの症状を引き起こします。
  • 起立性調節障害の多くは、自律神経のはたらきが未熟な学童期から思春期にかけて一時的に発症し、成長とともに徐々に改善します。しかし重症の場合は血圧の変動が大きくなり、朝起きが極端に悪くなったり、食欲不振や顔色不良、全身倦怠感、頭痛などの症状が続き、その結果、朝起きられず不登校につながるなど、日常生活や社会生活にも重大な支障をきたすことがあります。
  • 起立性調節障害は身体的な原因がある一方で、心理・社会的なストレスも発症に関与しており、特に症状が重い場合は症状の改善のために薬物治療などと並行して、患者を取り巻く環境を整えることも大切と考えられています。

以下のような症状が見られる場合は、お気軽にご相談ください

  • たちくらみや、失神することがある
  • 午前中は調子が悪いが、午後には元気になる
  • 頭痛や動悸がある
  • 車に酔いやすい
  • 朝がなかなか起きられない
  • 夜、なかなか寝られず、起床時間が遅くなる
  • 倦怠感、食欲不振がみられる
  • 顔色が悪い

などこうした症状を引き起こす原因としては、交感神経の活動が強すぎたり弱すぎたりすることや、学校や家庭でのストレスなども原因となると考えられています。体は辛いのだけれども、学校に行かなければいけないという思いがさらに症状を進行させる場合もあります。外に出なくなることで活動量が低下すると、筋力低下や自律神経機能が低下し、脳の血流低下が引き起こされるというように、悪循環に陥ってしまいます。

こういったことに関し病気という認識がないと、単に怠けている、と捉えられ、それが原因で不登校や引きこもりになってしまう危険性もありますので、早期に発見し、適切な治療や対応をしていくことが大切です。

当院では起立性調節障害への日常生活の注意点指導、必要に応じての薬物療法を行います。また心理・社会的側面の要因が関与していると考えられる場合は、心理カウンセリング目的などで適切な医療機関などを紹介します。

起立性調節障害は思春期頃のお子さんでは、よく経験される病態です。お気軽にご相談ください。